MENU
ラブラッドな声
献血に協力した人の声

卒業献血

学校法人崇徳学園 インターアクトクラブ 
 

崇徳学園は、明治8(1875)年に創立された浄土真宗本願寺派の宗門校で、今年で創立145年を迎えます。2020年4月には、男子校から男女共学となり新たにスタートします。 インターアクトクラブは、主にボランティア活動を行うクラブです。これまでにも、街頭募金活動、災害支援ボランティア、障がい者福祉施設でのお手伝い、児童福祉施設での交流会、エコキャップ回収、献血推進活動など、様々な活動を行ってきました。2015年6月には、広島安佐ロータリークラブと提携しさらに幅広い活動を行うことができるようになりました。中でも最近は献血推進活動に力をいれており、2017年にはJRCにも加盟し、研修や他校との交流を通して様々なことを学んでいます。

まずは知ること!

近年、血液センターでは、若年層献血者の確保に力を入れておられ本校にも献血協力の依頼がありました。
2015年1月に卒業を間近に控えた運動部に所属する3年生を中心に、献血ルームで献血に協力をしたことから、生徒の間で献血ブームがおき、校内で『卒業献血』という言葉が広まりました。その後、2016年1月に『崇徳学園 献血へ行こう』プロジェクトが立ちあがり、校内の目立つところに大きなボードを設置、ボードを赤いシールでいっぱいにするという目標を立て、プロジェクトの認知度をあげることから始めました。最初はなかなか思うように献血PRができず、悩む日々が続きましたが、献血について自分たちがまずはしっかり学ぶ必要があると考え、血液センターを訪問し製造過程を見学、血液製剤がどのように使われているのかなど映像を見たり話を聞いたり、献血の重要性を再認識することで部員の士気が高まりました。

知ったことで出来ること!

それから週に1回、暑い日も寒い日も関係なく、生徒による献血ルームでの呼びかけが始まりました。献血ルームが閉まるまで制服姿の高校生がプラカードを持って呼びかけることで、献血ルームでの献血者が増加していることを聞くと、今度は自らも400mL献血に挑戦したり何らかの形で献血に関わりを持とうと思う部員が多くなってきました。さらに、学校の友達にも協力してもらおうと、校内での呼びかけにも力が入るようになり、クラブごとに声をかけていきました。初めての献血は不安で怖いという生徒が多い中、クラブごとや友達と行くことで、「意外と平気だった」という感想が聞かれ、背中を押してくれる人がいることで、献血をやってみようという人が増えるということを実感しました。そして日々の献血PR活動によって、1年間の400mL献血協力者は県内の高校で最多の160名となりました。これは、前年の79名を遥かに越える結果でした。

高校生でも出来ることがある!

当初、難しいと思われていた献血ボードを赤いシールでいっぱいにする『崇徳学園 献血へ行こう』プロジェクトは、1年間で約1,300名近くが関わったという成果も見られました。
2017年1月23日には広島県知事が若年層に献血の重要性を呼びかけるというイベントに参加、広島県内の高校を代表して湯崎広島県知事よりメッセージを頂戴し、「献血を広めるためには若い力が重要、今後も若年層に献血の呼びかけをしてほしい!」と直接のお言葉もいただき、部員にとっては貴重な経験を得ることとなりました。その年の1月末には、大雪の影響で本校に緊急で献血協力の要請があり、校内で献血バスによる献血が行われました。この時は、高校生だけでなく教職員やOBなど100名近くの参加があり、目標を超える75名分の血液が集まりました。この取り組みによって、崇徳学園全体に献血による社会貢献が認知されることとなりました。
毎年、マツダスタジアムで行われる広島ライオンズクラブ主催の『カープ献血』では、5回裏のCCダンスの際に他の学校の生徒とともにグラウンドで献血PR活動を行うなど、これからも、ボランティアそして献血にご協力いただく1人1人との関わりを大切にしながら、継続的に献血PR活動を行っていきたいと考えています。

【校内献血の記録(400mL献血)】
2017年 1月 31日  68名(受付73名)
2017年 12月12日  48名(受付55名)
2019年 1月 17日  80名(受付93名)
2019年 7月 19日  中止
2019年10月17日  86名(受付94名)
2020年 2月 19日  83名(受付110名)