MENU
ラブラッドな声
献血に助けられた人の声

輸血で多くの方々からいただいた命を大切に

竹安 美彩さん 
 

急性リンパ性白血病

中学受験に合格し、憧れの中学校に入学して間もない春のこと。新入生歓迎遠足で高熱を出し、病院を受診したのが始まりでした。血液検査の結果、「急性リンパ性白血病」と診断を受けましたが、私がそのことを知ったのは入院して暫く経った後でした。

病室に届いたエール

治療は、12歳の私の想像をはるかに超えた壮絶なものでした。あまりの辛さに、心が潰れてしまいそうになる日もありました。しかし血液が病室に届けられ、輸血を受けるたびに、私は体力を回復し、強く励まされたことを鮮明に覚えています。おそらくそれは、顔も知らないたくさんの方々から届いた血液という名のエールに力づけられ、生きる気力を取り戻すことができたからだと思います。血液を分けてくださった方に直接お礼を伝えることはできませんが、今でも深く感謝しています。

私の使命

輸血で命を救われ、何か恩返しができないだろうかと考えていた私は、大学入学後に献血推進ボランティアサークルを結成し活動を始めました。ボランティア活動は、現在も継続しており、サークルは10年以上経った今も、後輩たちが引き継いで頑張ってくれています。
輸血で多くの方々からいただいた命を大切に生きていくとともに、私の闘病、輸血の経験を生かして、今後も献血の大切さを広く伝えていきたいと思っています。本当にありがとうございました。