MENU
ラブラッドな声
献血に協力した人の声

「命を救う」ボランティア、献血

長崎学生献血推進ボランティア連盟所属 
長崎大学経済学部1年 
菊池 将成さん

バスマニア→絶好のボランティア“献血”

小さいころからバスが大好きでした。
そんな私は、17歳の誕生月以来、3か月に1度、欠かさず献血してきました。そして年間1.2Lの上限に早々引っ掛かりました。
しばらく貢献することもできない、と落胆したところに舞い込んだのが、「学生献血推進ボランティア」のお話でした。バスマニアとしては、一日中バスの横で社会貢献できる……という話はさておき、学生のうちから国内で「命を救う」ボランティアに携わる機会はなかなか少ないのではないでしょうか。
私自身、このボランティアの一日一日に、とてもやりがいと誇りを感じます。一日中「献血をお願いします!!」と叫ぶだけかと思われがちですが、時間を割かせてまでお願いするからには、心を込めてお願いしています。そうすることで、勇気を出して献血にご協力くださる方が増えました。炎天下でお願いするのは、少しつらい部分もありますが、とても大きなやりがいを感じています。
医療の大切な「献血」という仕組みに少しでも貢献し、誰かの大切な人の命を守っていると考えると、ボランティアを終えた後の一日はとても気持ちよく眠れます(笑)。

マニアック趣味の醍醐味

19年近く生きて、今まで同じ学校で「バスが好き」という人に会ったことがありません。
この趣味を知られて、相手にひかれてしまうのではないかと危惧することの方が多かったです。
しかし、献血を通して自身の趣味に誇りを持てるようになりました。
もし、この記事を読んでくださっている皆様の中で、乗り物マニアの同志の方がいらっしゃいましたら、今度献血するとき、車内を見渡してみてください。普段のバスには見られない驚くべき工夫が凝らされていることに気づくと思います!そして乗り物好きの私と同じ学生の方がいましたら、ボランティアをやってみませんか?
忍者屋敷のような想像の一つ上をいく収納スペースに驚くことと思います。
普段、何かと悪いことでワイドショーに取り上げられがちな乗り物マニア業界ですが、あなたは命を救うことのできる大変珍しい、意義のある趣味の素晴らしい持ち主でもあります。
この趣味のもう一つの醍醐味だと思います。

倍返し、いや、千倍返しだー!!

3年前に他界した祖母が手術の際、輸血で助かることができました。
今度は自身が恩返しをする番だと、毎日奮闘しています。
あなたに、あなたの大切な人に、そんな日が来るのかもしれません。そして誰かにとって大切な人が今この時、そんな危機に瀕しているのだと思います。
毎日献血できるのなら、私はそうしたいのですが、残念ながら限界があります。しかし、ボランティア活動を通して、さらに貢献することができます。
人生最後の青春を、誰かのために使ってみませんか……?