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ラブラッドな声
献血に助けられた人の声

いただいたあたたかい命

NPO法人関西骨髄バンク推進協会 浅野祐子さん 
 

ひどい貧血?

15年以上前、毎日のジョギングを欠かさず健康体だった私が、動悸や頭痛を感じたときは、ランナーによくある貧血かと思っていました。しかし走った後も顔が真っ白で体温が上がらないので、近所のクリニックに行くと、検査の後すぐに大学病院に行くように言われました。初めての輸血でだんだん体が温まって頭痛が取れて元気になる感覚・・・血液ってこんなに大事で、体に必要なものなんだと実感しました。輸血を日常的に受けて命をつなぐ日々。献血に来てくださる方のおかげで私たち患者は安心して輸血が受けられます。

骨髄移植

人間は輸血だけで何年も生きていくことはできないので、治療が必要です。私は薬が効かない血液難病だったので、治療法は骨髄移植のみ。移植前に大量抗がん剤と放射線で造血幹細胞を破壊するので、ますます輸血が必要になりました。特に、私は血小板に抗体があるので特定のドナーさんからいただいていました。私のために献血ルームに出向いて時間を割いて献血に来てくださる・・・本当にどなたかに支えられ生きていることを実感し感謝の日々でした。
骨髄移植もドナーさんの善意で受けることができ、今も元気で骨髄バンクの啓発、ドナー登録活動をしています。献血に来られる方、ドナー登録される方に心よりお礼申し上げます。献血はご自身のためでもあります。私も献血をしていたらもっと早く身体の異変に気付けたかもしれません。ぜひこれからも続けてくださいますよう、そして周囲の方にもお声掛けください!